就農までのステップを確実に歩むため、リストで自己採点してみましょう。
誰でも最初からすべての項目がクリアできるわけがありません。
まずは項目とじっくり向き合い、時間をかけて、少しずつクリアしていきましょう。
就農は大きく3つのタイプに分けられます。目指す農業のタイプごとに心得や必要な基礎知識が変わってきます。あなたの目指す農業は、どのタイプでしょうか?
後継者として就農する場合は、農地や農業機械など基本的な装備が整った状態からスタートすることになります。
栽培技術については、実際に栽培や飼育をしながら習得する事もできますが、改めて研修を受けることもおすすめします。
新たに農業を始める場合は、農地の取得や借入、機械・設備の購入、営農資金の準備、農業技術(生産管理技術、経営管理技術)を身につける必要があります。この他にも、住居の確保も考えなくてはなりません。
経営者として自分の裁量で進めることができる反面、全てを自分で準備しなくてはならず、計画をしっかり立てて長期的なプランで進める必要があります。
農業法人等に就職して従業員として農業に従事することを「雇用就農」と言います。
「雇用就農」は給与をもらい、働きながら農業技術(主に生産管理技術)を身に付けていくことになります。農地等の準備の必要がないため、比較的容易に就農の機会が得られます。
雇用就農を選択する場合も、農業法人で働くことが主体なのか、将来独立するためのステップなのか、ある程度はっきりさせた上で取り組む必要があります。特に、将来に向けたステップであれば、どのような農業を行いたいかをイメージし、それに合った農業法人を選んだほうが良いでしょう。
そのためには、相談会の場を利用して、直接話をしながら情報を収集し、自分の働く姿をイメージすることも重要です。実際に現地に足を運んで確認することも必要です。