このページの本文へ

葛巻町 八幡 求夢 平成29年5月(就農3年目)

【2019年第3号】

葛巻町

八幡 求夢
平成29年5月(就農3年目)


経営概要

就農時:経産牛80頭、未経産牛50頭、和牛15頭
現 在:経産牛87頭、未経産牛50頭、和牛10頭

就農形態 親元就農
技術習得先 北海道の酪農家での実習
農地 自作地、借地
活用した資金・事業 なし
就農計画作成指導 なし
主な販売先 JA
労力 本人、両親、従業員2人
資本装備搾乳牛舎、育成舎、堆肥舎、トラクター、ディスクモア、レーキ、ロールベーラー、ダンプ、ローダー、マニアスプレッダー

就農の動機やきっかけ

 小さいころから牛が好きで、将来は牛に携わる仕事がしたいと思い、盛岡農業高等学校の動物科学科に入学した。高校では、3年生の時に開催される全日本ホルスタイングランプリで牛を引く“リードマン”になることを目標に、放課後と毎週末は実家に帰って牛の世話をする日々を3年間続け、リードマンとして大会に参加した。夢が叶ってとても嬉しく、それをきっかけに就農を決心した。

就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)

 就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)

就農してみての感想

 就農当初は父の指示どおりの作業をしていたが、現在は牧草地の管理と収穫を担当しており、良いエサを作るためには、前もって天気を確認し、その後の作業の流れも考えながら牧草の刈り取りを実施するなど、いろいろ考えて仕事を進めることは難しいと感じている。

経営の特徴

 高齢化などで離農した農家の農地や牛舎などを借りて有効活用し、規模拡大を図っている。

地域からの支援

 農繁期に他の酪農家に手伝いに行った際など、その農家の管理方法について勉強させてもらっている。

課題と対応方向

 葛巻町では、高齢化が進み、離農者が増えてきている。このため、葛巻町に仕事する場を作り、若者が町に残ることで地域を活性化させていきたいと考えている。そこで、地域で使われなくなった牧草地、牛舎を活用して規模を拡大することにより、平成29年に法人化した八幡牧場の経営基盤をしっかり作り、雇用の拡大も行い、酪農産地の維持・拡大に貢献したい。

今後の目標

 10年後には、経産牛150頭以上まで規模拡大したい。酪農家の仲間と一緒に、葛巻町を盛り上げていきたい。

就農希望者へのメッセージ

 地域のいろいろな人と話し、見て、聞くことが大事です。

 

掲載日:2019年03月31日