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奥州市 佐藤 健 平成30年3月(就農2年目)

【2019年第5号】

奥州市

佐藤 健
平成30年3月(就農2年目)


経営概要

就農時:施設トマト 8a
現 在:施設トマト 18a

就農形態 新規参入
技術習得先 農大・先進農家
農地 借地63a
活用した資金・事業 農業次世代人材投資資金(準備型、経営開始型)、地域経営資源継承支援事業
就農計画作成指導 普及センター、市役所
主な販売先 JA
労力 4人(本人、母、期間雇用2名)
資本装備 トラクター1台、管理機、モニタリングシステム、ハウス9棟等

就農の動機やきっかけ

 自分が情熱を注げることを仕事にしたいと思っていた。また、経営者になりたかった。近隣にトマト経営で長年高反収の実績がある師匠と出会ったことと、師匠の下で学んで成功している同年代の仲間がいたことが就農の決め手になった。

就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)

 就農に向け、先進農家で1年間研修を実施。農地は近隣の人から借地。施設は中古ハウスを移設。資金は次世代人材投資事業や自己資金を活用。

就農してみての感想

 農繁期は想像以上に忙しかった。しかし、農閑期には自由な時間があり、まったり休暇をとることができた。師匠や関係機関のサポートのおかげで就農1年目から販売先JAの目標反収を超えることができてほっとした。

経営の特徴

 師匠の教えにより、単価の高い時期を狙った栽培方式を導入(4段摘心、Uターン後の側枝活用方法)。期間雇用を導入することで、作業の遅れが無いよう努めている。

地域からの支援

 就農1年目は、近隣の先進農家が師匠として週1回の巡回指導を実施。それにより、早期に高い技術を習得することができた。

課題と対応方向

 技術を確かなものにするために、今年から仲間と共に環境モニタリングを実施。夏秋作型での環境制御技術を確立したい。

今後の目標

 さらに技術を高め、反収20tを目指したい。今後は規模拡大し、経営者として地域に雇用を生んでいきたい。

就農希望者へのメッセージ

 確かな技術さえ習得できれば、収入も安定し、時間の自由もとれる魅力ある仕事です。積極的なサポート等新規就農がしやすい環境が整っている江刺で一緒にトマトを作りましょう!

 

掲載日:2019年05月19日